(ウォリスの公式)
証明[1]
においてであるから
である。ウォリス積分より、
でなければならない。しかし、
であるから、
証明
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証明
証明[2]
リーマンゼータ関数のオイラー積は1737年にオイラーによって発見された。まずゼータ関数 ζ(s) は s の実部が1より大きいとき、次のように定義される。
ここで両辺に最小の素数2の-s乗 をかけると
となり、辺々引くと
この両辺に今度は2の次の素数3の-s乗 をかけると
となり、再び辺々引くと
以下同様に次々と素数の-s乗を両辺にかけて前の式から引くという操作を続けると右辺の 以外の項は(素因数分解の一意性によって)消えるので
したがってゼータ関数は以下の形で表現される。
上記の式に形式的に s=1 を代入すると
ここで左辺は調和級数であり、正の無限大に発散するので右辺も同様に発散すると考えられる。このことから素数の個数は有限ではないことが導かれる。なぜならもし素数が有限個なら右辺はある定数になるからである。
証明
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ゼータ関数のオイラー積同様に、
本来のオイラー積の書き方に近づけると、
たとえばのとき、
となる。分子は2以外の素数の累乗、、分母はそれに最も近い4の倍数となっていることに注目。
また、オイラー積の書き方にならって2を含め、
と書いても良い。ただし、分母が4で割って3余るときだけ符号が正。
証明
オイラー積の書き方にならって2を含め、
と書いても良い。ただし、分母が4で割って3余るときだけ符号が負。
証明
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